導入事例

立命館宇治中・高等学校 熱源設備

実施概要

発注者 学校法人立命館
実施期間
2009.8~2010.12


立命館宇治中・高等学校

2002年8月に竣工した立命館宇治中学・高等学校で,地上4階,延床面積21,127m2の建物の熱源設備がコミッショニング対象設備である。熱源設備は,450RTのガス吸収冷温水機2台のツーポンプ方式である。熱源設備容量に対し、1時間当たりの負荷熱量は、熱源能力1台分の20%以下の低負荷運転が年間50%以上も占めることが、分析により明らかになった。これに対し、低負荷運転対策の制御手法を導入し、年間約73,000kWhの電力消費量を削減した。投資対効果に関しては、単純償却年数(=導入コスト/エネルギーコスト)が4.6年とやや長くなっている(立命館基準は4年が目安)が、竣工後7年しか経過していないこともあり、将来リニューアルまで長期間メリットを享受できると判断されたため実施された。

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対象設備概要

  • 2002.7竣工の立命館宇治中学・高等学校(地上4階,延床面積は19,172m2)の熱源設備
  • ガス吸収冷温水発生機(450RT)2台のツーポンプシステム。冷温水2次ポンプは4台あり,内1台にはインバータが既存
  • 空調負荷側は,空調機6台,ファンコイルユニット527台で制御グループは131系統で,各々二方弁制御

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実施事項

1. BEMSデータの解析と省エネ対策案の立案


2. 省エネ対策工事の実施

【対策内容】

  1. 冷却水ポンプにインバータ設置
  2. 熱源システム自動制御改善
  • 熱源一次ポンプ余剰圧力活用制御(本物件での開発制御法)
  • 熱源低負荷運転回避制御(熱源台数制御0台運転制御)
  • 冷却水ポンプインバータ制御

3. 実施後効果検証業務(1年間)


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実施スケジュール

既存機能性能検証・
対策検討期間
2009年8月~2009年9月 (BEMSデータの解析・現場実験・計測)
省エネ対策工事期間
2009年10月25日~11月25日
効果検証期間 2009年12月1日~2010年11月31日(1年間)

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対策実施コスト(受注金額)

¥6,000 [千円]

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対策効果

年間エネルギー削減効果(2007年(実施前年)比2009年(実施後))

エネルギー消費量
削減量
電気 / 72,988 [kWh]
1次エネルギー換算
712 [GJ/年](換算係数:9.76MJ/kWh)
削減コスト 1,313,784 [千円/年](換算係数:電気/18円/kWh)
単純償却年数 4.6 [年]

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対外発表(学術論文・雑誌・シンポジウム/セミナー等発表)

米川義人,松下直幹,藤村昌弘
「立命館宇治中学・高等学校における空調用熱源システムの冷温水搬送設備の低負荷運転対策とその効果」
月刊省エネルギーVol.64 / No.1,2012.1

松下直幹,赤司泰義・住吉大輔・宮田征門,吉田健一他
「空調用熱源システムの一次ポンプ余剰圧力活用制御法の開発と検証」
空気調和・衛生工学会論文集,No.166(2011-1)

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