導入事例

松坂屋静岡店 熱源設備

実施概要

発注者 きんでん(熱源更新計画請負業者)
実施期間
2009.9 - 2012.3

ガス吸収式冷温水機3台(600RT×2台,500RT×1台)は導入後,17年経過しており,機器劣化による運転効率(COP)低下によるエネルギー消費が増加して、老朽化更新が検討されていた。また,省エネ法規制対象事業者として,行政からエネルギー・CO2削減対策を強く求められていた。このような背景で,既存の熱源設備のレトロコミッショニングを実施し、既存設備の性能検証を行うとともに、熱源更新後の省エネ・省CO2効果を推定した。この結果に基づき、熱源更新を3ステップに分けて実施することを提案し、その第1ステップを実施した。更新後1年間機能性能検証を行った。

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対象設備概要

  • 松坂屋静岡店の本館(延床面積25,452m2)の熱源設備
  • ガス吸収式冷温水機3台(600RT×2台,500RT×1台)のワンポンプシステム(コミッショニング実施時、吸収冷温水機設置後17年経過)
  • 二次側の空調機は、全て三方弁制御

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実施事項

1. BEMSデータの解析による熱源更新・自動制御更新計画の立案,環境省補助金事業へ応募・採択

省エネルギー・CO2削減対策のための熱源設備更新とそれに伴う監視制御システム導入を次の3ステップに分けて実施することを提案した。その第1ステップでは、600RTのガス吸収冷温水機を500RTのターボ冷凍機(インバータ)へ更新、自動制御システム更新を提案した。


2. 熱源改修に伴う熱源設備自動制御システムの更新

 (熱源更新・配管工事などの機械設備工事は当社範囲外)

 【自動制御システム更新概要】

  1. 既存熱源用自動制御盤更新

    空調機冷温水3方弁のバイパス配管の手動弁を常時「閉」とし、空調機を疑似2方弁制御化

    新規熱源用冷水ポンプ,冷却水ポンプ変流量制御

    ターボ冷凍機系統冷却水入口温度最適化制御
    -CTファン台数制御設定温度自動可変制御

    ターボ冷凍機出口温度設定可変制御

    熱源台数制御更新(新制御プログラム導入)
    -負荷熱量による増減段判定
    -電力デマンド考慮ベース機切換

  2. 熱源設備用中央監視装置,エネルギー管理システム(BEMS)導入

3. 実施後機能性能、省エネ・省CO2効果検証業務(1年間)


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実施スケジュール

既存機能性能検証・対策検討期間 2009年10月~2010年2月
(BEMSデータの解析・現場実験・計測)
熱源設備更新(第1ステップ)工事期間 2010年9月~2011年1月
効果検証期間 2011年3月1日~2012年2月28日(1年間)
省エネ・省CO2削減量効果,更新熱源機・新制御システムの性能の検証

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対策実施コスト(受注金額)

¥17,600 [千円] (自動制御工事と導入後1年間の性能検証業務のみ、熱源更新工事(機械設備工事)は当社範囲外)

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対策効果

年間エネルギー削減効果(2011年度(実施前年)比2012年度(実施後))

エネルギー消費量 電気 / 256,658 [kWh] 増,ガス / 278,926[m3]減
1次エネルギー換算
  • 10,047 [GJ/年]減 (換算係数:換算係数:9.76MJ/kWh,45MJ/m3
CO2削減量 520 [t-CO2]減

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対外発表(学術論文・雑誌・シンポジウム/セミナー等発表)

無し

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