導入事例

京都大学 吉田キャンパス RI実験棟 空調設備

実施概要

発注者 京都大学
実施期間
2010.4 – 2011.3

RI研究実験棟は、延床面積2,744[m2]に対して,年間消費電力量が800,000[kWh](電気代約10,000,000円/年)と他の学内建物の比べ、エネルギー面積原単位が非常に大きい状況であった。この要因として、全外気空調機の機器機能・性能、運用に問題があると予想されてはいたが、具体的にどういった問題があるのかについて調査を行い、対策案の検討を行った。

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対象設備概要

RI実験棟空調設備
【既存状況に関するヒアリング調査】

  • オールフレッシュ空調機で,室内温湿度制御を実施している。その空調機は大型のパッケージエアコン(三菱電機製)の改造機(改造メーカ)である。そのため,トラブル対応や故障修理業者が改造メーカの1社独占となっている.その結果,対応費用に関して競争原理が働かず,修理コストがかさんでいる。(年間修理等で300万)
  • 1つの空調機に対して,4~6部屋関係している。空調機系統の中の1部屋利用でも,不使用部屋の空調も行ってしまう構成となっており,非常に無駄だと感じている。空調機の起動・停止操作は、各実験室では行えず、事務室の操作盤からのみとなっているため、実験室利用後に消し忘れが非常に多くなっている(事務室閉鎖後は停止を伝えられない)
  • 当初設計時には,温湿度条件,RI使用量想定などが大きく,実運用に対して給排気量など大きな選定となっている。

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実施事項

1. 空調機の電力計測、空調機の給気ダクト・外気ダクト、代表実験室還気口(ドラフトチャンバ)の温湿度計測を実施


2. 消し忘れ対策として、各空調機にタイマを設置し、起動後10時間(設定)したら自動的に停止する対処を実施した。

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実施スケジュール

2010.4~2011.3 実施事項に示した実施事項を同時に行った。

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対策実施コスト(受注金額)

¥360,000

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対策効果

  • 消し忘れによる無駄な電力消費量分の軽減が図れた。
  • 本空調機の機構上、圧縮機のOn-Offが頻繁に起こることが明らかとなり、これが電力消費ロスと機器故障が頻発する要因であると推察した。
  • RI研究実験棟は、
    ①現在と同様な運用のまま使う
    ②RI実験施設としての規模を縮小して(一部普通の部屋などに変更)使う
    ③まったく別用途(教室など)に再利用する
    の3パターンが考えられるが,性能検証実施時点では不透明であった。
    従って,RI施設としての根本解決のための計画,3年後建物用途が一般棟に代わることを見越した計画(3年で償却可能な省エネ対策)の両面で計画立案した。

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対外発表(学術論文・雑誌・シンポジウム/セミナー等発表)

無し

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